LNG業務

クリーンなエネルギーとして注目を集めるLNG。
1969年初めて日本にLNGが輸入されて以来、
LNG荷役のサポートをしてきた当社は業界のパイオニアです。

業務内容

LNGグループは、荷役・通関に関し委託を受け、LNGの特殊な荷役全般を熟知した上で、船陸間の連絡業務を行い「安全且つスムーズ」な荷役・通関をサポートします。

  • 本船入港

    本船入港
    本船入港に合わせて弊社スタッフ(1船につき、2名ないしは3名)はLNG受入基地にスタンバイ。入港が確定すると関係会社各社に本船の動静を連絡します。LNGタンカーは風速、波高等の定められた気象条件を超えると安全を考慮し入港を見合す場合もあり、常に安全に対し万全の注意を払います。
  • 着桟作業
    港湾事情に精通したパイロット(水先人)と受入基地バースマスターが無線機を使用しながら誘導し、タグボート、綱取り担当者と連携を取りながら安全にLNG船を着桟させます。弊社スタッフは着桟作業を確認しながら、なにか不具合が生じた場合、本船側及び陸側をサポートします。
  • 荷役前会議
    安全且つスムーズな荷役が行われるよう、本船側代表者と受入基地側代表者が荷役開始前に荷役スケジュール、気象海象、荷役に関する情報の交換、船陸双方の設備の状態等を確認する会議が船上で開催されます。弊社スタッフはこの会議の進行役及び通訳を担っています。
  • 荷役
    弊社スタッフは基地側の指示の下、本船のバルブ開閉、ポンプ起動開始等を正確に船側に伝えスムーズな荷役を進めていきます。弊社スタッフは船陸の連絡業務を遂行するための通訳業務だけでなく、『視覚』『聴覚』『嗅覚』『経験』で安全且つスムーズな荷役をサポートします。
  • 夜間作業
    荷役には約13時間を要し、全作業終了は朝方となります。弊社スタッフはその間も常に荷役の状況を本船上にて監視します。荷役が終了すると、荷卸しに使用したパイプライン内の残ガスも安全に陸側もしくは船側のタンクに戻します。その作業もまた細心の注意を払いながら行われ、その作業のサポートを行います。
  • 本船出港
    荷役終了後には、船上に於いて荷役状況の確認、書類の取交わしを行う会議を開催し、荷役前の会議と同様、議事進行及び通訳を担います。出港時間が近づくと、弊社スタッフは船陸で行われる通信ケーブル、ギャングウェイ、アースの取外し作業終了を確認し、最後に下船します。本船の安全航行を祈願し本船を見送ります。

LNG業務の歩み

1969年11月
我が国初めての、アラスカ産LNGの輸入が始まり揚げ地受渡業務開始
1973年 1月
ブルネイ産LNG輸入開始と共に揚地受渡業務受注
1983年 2月
マレーシア(I)産LNG輸入開始と共に揚地受注業務開始
1983年 9月
インドネシア産LNG(FOB)輸入開始と共に積地/揚地受渡業務受注
1989年 8月
西豪州産LNG輸入開始と共に揚地受渡業務受注
1995年 6月
マレーシア(II)産LNG輸入開始と共に揚地受渡業務受注
2003年 3月
マレーシア(III)産LNG輸入開始と共に揚地受渡業務受注
2003年 3月
オマーン産LNGスポット輸入開始と共に揚地受渡業務受注
2003年 7月
マレーシア(I)産LNG(FOB)輸入開始と共に積地受渡業務受注
2004年 5月
マレーシア(III)産LNG(FOB)輸入開始と共に積地受渡業務受注
2004年 7月
西豪州産拡張LNG(FOB)輸入開始と共に積地受渡業務受注
2006年 2月
豪州産(ダーウィン)LNG輸入開始と共に積地受渡業務受注
2006年 11月
内航船出荷業務並びに船舶代理店業務受注
2009年 3月
サハリン(Ⅱ)産LNG輸入開始と共に積地受渡業務受注
2011年 2月
インドネシア産(タングー)揚地受渡業務開始
2015年 4月
豪州産(クイーンズランド・カーティス)揚地売主代理業務開始
2015年 10月
インドネシア産(ドンギ・スノロ)揚地受渡業務開始
2017年 12月
豪州産(ウィートストーン)揚地受渡業務開始
2018年 7月
豪州産(ゴーゴン)揚地受渡業務開始
2018年 7月
米国産(キャメロン)揚地受渡業務開始

基地外観写真
実績
基地 初立会日 プロジェクト
東京ガス根岸工場 1969年
11月
Alaska
東京ガス袖ヶ浦工場 1973年
7月
Brunei
PT.Arun 1983年
9月
Arun-Ⅱ(Indonesia)
日本海エル・エヌ・ジー 1983年
9月
Arun-Ⅱ(Indonesia)
東京電力東扇島火力 1984年
1月
Malaysia
東京電力富津火力 1985年
9月
Malaysia
中国電力柳井火力 1990年
3月
Australia
大分エル・エヌ・ジー 1990年
4月
Australia
西部ガス福北工場 1993年
10月
Malaysia
清水エル・エヌ・ジー袖師基地 1996年
6月
Malaysia
仙台市ガス局港工場 1997年
6月
Malaysia
東京ガス扇島工場 1998年
10月
Malaysia
PT.Badak 2001年
3月
Arun-Ⅱ(Indonesia)
Kogas Pyeongtaek 2003年
1月
スポット
Kogas Incheon 2003年
3月
スポット
Woodside(NWS) 2003年
3月
Australia
Malaysia LNG 2003年
7月
Malaysia
西部ガス長崎工場 2003年
9月
Malaysia
水島エル・エヌ・ジー 2006年
1月
Australia
Darwin LNG Pty. 2006年
2月
Darwin(Australia)
Qalhat LNG 2006年
2月
Oman
北九州エル・エヌ・ジー 2008年
2月
スポット
Prigorodnoye 2009年
3月
Sakhalin-II
ひびきLNG基地 2014年
7月
Malaysia
JXエル・エヌ・ジーサービス
八戸LNGターミナル
2015年
4月
スポット
東北電力新仙台火力 2015年
7月
Malaysia
東京ガス日立LNG基地 2015年
12月
Malaysia
北陸電力富山新港火力 2018年
3月
Malaysia
北海道電力石狩湾新港 2018年
3月
Malaysia